「伝わるPOP」が空室解消のカギ!その作り方とは?

室内に掲示するPOPの役割

室内にPOPを貼る事で、家具や小物の配置だけでは伝わらないお部屋の良さを言葉にして補足する役割があります。

どのお部屋にも内覧しないと分からない嬉しい心づかいがあるはずです。例えば「小さなフックがある」とか「コンセントの数を多めにしている」など。この様な心づかいを内覧者に伝えないのはもったいないと考えています。そこで、これらをPOPにして室内に掲示し、内覧者にお伝えする事にしています。

POPは、ステージングの雰囲気に合わせて物件ごとに作成しています。

ターゲットに向けた分かりやすいPOPを

POPを作成する時は、インテリアを決める際に設定するターゲットに向けて話しかける様に作成する事を心掛けていています。

設定したターゲットが内覧の時にどの様な情報が欲しいか、ここに住むとどんなライフスタイルが送れるか等を記載するようにしています。

例えば、家具を置く事で隠れてしまうコンセントの位置をお伝えしたり、壁の幅をお伝えしたりして、どの様な家具を置けるかを提案する等、図面やホームページでは記載されない情報を掲示する様心がけています。

POPは簡単に取り入れられる空室対策の1つ

室内POPは大きな家具を置かなくても簡単にできるので、ご自身で行うホームステージングとしても取り入れやすいのではないかと思います。物件の長所を一番知っているオーナーや管理担当者が、ご自分の言葉で作るPOPは必ず内覧者の印象に残ると信じています。

POPで内覧を楽しい時間に

あちこちにあるPOPを見ながらの内覧は、なんだか宝探しのような楽しい時間になると思いませんか?

是非POPを利用して内覧者と会話をして頂き、お部屋の良さを余すことなく伝えて頂きたいと思います。

今回ご紹介した室内POPがオーナー様、管理会社様の空室対策の一助になれば幸甚です。

この記事を書いた人

森山由佳

株式会社 空間工房/ROOMディレクター・宅地建物取引士

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