そこで生活しているイメージが湧くように作る~空間工房的ホームステージングのポイント~

前回、ホームステージングにおけるペルソナの設定に関してお話させていただきました。

では設定したペルソナに向けて具体的にどの様なお部屋を作ったらよいのでしょうか。

設定例:友人を呼べるかわいいお部屋

例えば「友人を呼べるかわいいお部屋」に住みたいと思っているペルソナを設定したお部屋がこちらになります。

このお部屋は1ROOMですがカウンターがある事が魅力だったので、カウンターに椅子を置き、お友達とカウンターで話している姿が想像できるようにしました。

また、この物件は目黒区自由が丘にあるお部屋だったので、街の雰囲気も考慮し、お部屋自体にデコレーションをほどこしホームステージングを行う事にします。

カウンター上をマスキングテープでデコレーションし、キッチンやカウンターチェアも同じテイストになる様デコレーションします。

これらのデコレーションはテープを剥がせばすぐに原状回復可能ですし、入居者様もマネしやすいので簡単にできるホームステージングとしてかなり有効です。

キッチンや、シューズクロークはマスキングテープでデコレーションしやすい箇所になります。

また、シンプルな家具をデコレーションする事で、剥がして別の物件へも使いまわせるので非常に便利なアイテムです。

ご自身でホームステージングをされる場合、カーテンとスタンドライト、チェアを窓際に置くだけで休日に窓を眺めながらくつろいでいる情景が想像できるのでとてもおススメです。

私はこれを窓際3点セットと呼んでいます。

私の作るホームステージングでは、シンプルな家具にデコレーションを行いそれぞれの部屋の雰囲気に合わせる事をしています。

例えばこちらはシンプルなスタンドライトに手芸店で売っているフリンジテープを付けてアレンジ。

こうする事でどんなテイストのお部屋にも使い回しが可能です。

この様に大きな家具を買いそろえなくても、印象にのこるホームステージングを行う事は可能です。

是非、試していただきたいホームステージングです。

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この記事を書いた人

森山由佳

株式会社 空間工房/ROOMディレクター・宅地建物取引士

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