室内POPで内覧者と会話する~空間工房的ホームステージングのポイント~

ステージングをする際に私が大切にしている事は物件の長所を一番知っているオーナー様や担当者様とのコミュニケーションです。
話を聞くと、どのお部屋にも内覧しないと分からない嬉しい心づかいがあるんです。

例えば「小さなフックがある」とか「コンセントの数を多めにしている」など。
この様な心づかいはインテリアやホームステージングだけでは伝えられないと考えています。

でもこういった心使いこそ内覧者に伝えたい!!!

そこで、空間工房ではこれらをPOPにして室内に掲示し、内覧者にお伝えする事にしています。

未来のご入居者様へ

未来のご入居者様へ

例えば「未来のご入居者様へ」といったお手紙をボードにして置いたり

お部屋のあちこちにアピールポイントとなるPOPを貼ったりして 内覧が宝探しのような楽しい時間になる仕掛けを一緒にどんどん作っていきます。

これが、ホームステージングのポイント③の室内POPで内覧者と会話するになります。
POPは、ホームステージングの雰囲気に合わせて物件ごとに作成しています。

POPを作成する際①で設定したペルソナに向けて話しかける様に作成する事を心掛けていています。
設定したペルソナが内覧の時にどの様な情報が欲しいか、ここに住むとどんなライフスタイルが送れるかを記載するようにしています。

また、図面やホームページでは記載されない情報を掲示する様心がけています。
この「そこに人が関わっている事がきちんと伝わるホームステージング」は私の作る部屋の最大の強みであると言えます。

キレイに陳列されているだけのホームステージングは何だか雑誌を見ているような感覚となり「素敵」とは思いますが「住みたい!」と思うかは別だと聞きます。
私たちは「住みたい!」と思うホームステージングをこれからも目指していきたいと思っています。

関連記事

この記事を書いた人

森山由佳

株式会社 空間工房/ROOMディレクター・宅地建物取引士

CATEGORY

ARCHIVES